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INTERVIEW

新薬を届けたい
その想いを叶えるために

早期臨床開発クリニカルオペレーションズ 森本 珠会
(メンター:安井 将和)

くすりに助けられた自分だからこそ

私が医療、特に創薬の道を志した理由には、自分自身がくすりによって命拾いをした経験と、祖父のがんが大きく影響しています。
幼少期にアレルギーを発症した私は、ある時アナフィラキシーを起こしました。幸いにも持っていたエピペンで症状は劇的に改善し、一命をとりとめました。当時は子供ながらにくすりのすごさを実感しつつ、「自分は効果のあるくすりがあったから助かったけれど、そうじゃない人もいるんだ」と感じたのを覚えています。アレルギーでは自身が患者でしたが、祖父のがんでは患者家族の立場に。病気は患者さん本人だけではなく、その家族や周りの人にも影響することを痛感しました。

病気によってつらい思いをする人を一人でも減らしたい。現在使用できるくすりでは助けられない人、新薬を必要としている人にくすりを届けられる仕事がしたい。その想いから薬学を学び、新薬開発に力を入れている会社を志望するようになりました。

新薬開発に携わることができる企業や組織を複数比較検討する中、アステラスで働きたいと強く思った決め手は「働いている人」でした。就職活動中の座談会でお話しした社員さんが、とてもいきいきと輝いて見えたのです。それまでにもいろいろな企業の方と接する機会がありましたが、アステラスの社員さんからは、年次に関係なく、臆せず意見が言えそうなおおらかさ、社員さん自身がのびのび仕事をしている雰囲気が伝わってきて、入社への期待感やワクワクが一番高まった座談会になりました。

頼れる先輩に支えられ、成長する日々

入社時、世間は既にコロナ禍と言える頃で、新入社員全体研修、開発の新人向け研修などは基本的にフルリモートで行われました。特にためになったと感じるのは開発の新人向け研修と、2年目に受けた治験コーディネーターの方からお話を伺う研修です。受講当時は正直あまりピンときていなかったのですが、実際にチームに配属され業務に携わってみて、「あの時教えていただいたのはこういうことだったんだ」と結びついてくるようになりました。

研修をはじめとした若手への教育・サポートの中でも、同じチームの先輩が1対1で支えてくださるメンター制度はとても心強い存在でした。毎週のミーティング、上長を交えた3者面談でのフィードバックはもちろんですが、何より大きかったのはメンター・メンティとしてのやりとりが始まった最初からずっと相談しやすい環境をつくってくださったこと。チャットで声をかけるとすぐにレスポンスがあり、その場で不明な点を解決できたり、忙しければ空いている時間を調整してくださったりと、気軽に相談できる先輩が身近にいる心強さを常に感じられました。特に入社したばかりの頃は、自分一人ではわからないことだらけだったため本当に頼れる存在でした。また業務上、治験を実施する施設の先生方と話す機会が多いのですが、先輩の話術や、やりとりのスキルが非常に勉強になりますし、アドバイスもたくさんいただいています。メンターのサポートを受けながら業務に携わっていくうちに、自ら考えて行動するスキルが身につき、成長につながったと感じます。

入社直後から現在まで、私は臨床開発で日本やアジアの治験を担当するグループ に所属しグローバル試験に関する業務にあたっています。特に試験に必要な文書――治験実施計画書や同意説明文書などの翻訳プロセスに携わることが多く、配属初期は既に動いている試験へ途中参加する形が中心でした。入社して約1年が過ぎた頃、初めて新しい試験の立ち上げから参加することに。一から関わるのと途中から関わるのとでは、試験の見え方がまるで違いました。それまで触れていた文書がどういった経緯で書かれたのかを知ることができたり、一から文書をつくるための関連規定を読む機会を得たり……より大きなスケールで試験を見ることができたのはとても良い経験になったと思いますし、立ち上げの一端を任せていただいたことによるやりがいも大きかったです。動いている試験で色々なことを見てきた上でスタートに関われた、というタイミングもよかったですね。開発部門の一員として一段成長を遂げた、私にとってのターニングポイントになりました。

とはいえ周りは優秀な先輩ばかりで、私も、もっと成長していかなくてはと実感します。先輩方のように試験をメインで担当させてもらえるように、そして将来的にはグローバル試験のリーダーを務められるように、これからも知識やスキルを磨いていければと思います。

会社も、人も、新しいことに挑戦し続ける

アステラスという会社が、VISIONやAstellas Wayで掲げた理念を軸に、目標に向かって挑戦し続けているということは3年目の私ですら日々強く感じています。それは理念や目標がただのキャッチコピーではなく、「患者さんを救いたい」「より良いくすりを届けたい」という想いを全社員が共有し、新しいチャレンジを続けているからだと思います。そこには社歴も肩書も関係ありません。私自身も1年目から多くのことを経験し、挑戦し、先輩方がそれをサポートしてくれたことで成長できました。新しいことに挑戦していきたい、自分で考えて行動したいという強い想いがある方には、ここは自身の成長を日々感じながらやりがいを持って働ける場所だと胸を張って言えます。

森本 珠会メンター:安井 将和よりコメント

森本さんはコロナ禍で入社した最初の世代で、メンターとしてのサポートもフルリモートでのスタート。直接顔を合わせる機会がなくコミュニケーションが薄くなりがちな分、毎週の1on1ミーティングで進捗の把握や疑問・不安の解消を図っていきました。またそういった機会以外でも気軽に連絡・相談してもらえるよう心がけていました。

業務を指導する上で大切にしているのは、自分で考え手を動かし進めていくことが成長を飛躍させる、という考えです。そのため森本さんには、1年目の頃から可能な限り単発ではなく、ある程度まとまった業務を担当してもらい、自分で目的や進め方についても考える機会を与えられるよう意識していました。

入社からちょうど丸1年ほど経った頃、国際共同試験の立ち上げ業務のうち、日本の患者さん向けの同意説明文書(ICF)作成にメインで関わってもらいました。海外で作成されたICFを日本の規制なども踏まえてカスタマイズするため、日本の関係者および海外メンバーとの密なコミュニケーションが必須。さらに日本が先行して試験を開始する状況であり、時間も限られている……。それゆえに全体のタイムライン管理、関係各所への確認・連携など多くのスキルが必要な業務でしたが、主体的に、かつ責任感をもって見事に達成しました。森本さん自身も成長できた経験として語っていますが、メンターの私から見ても成長を強く実感できたと思っています。

アステラスではメンター制度をはじめとした若手向けの教育支援、研修の充実はもちろん、手挙げ制の外部研修なども定期的に実施されており、学べる機会が多いのが特徴です。研修以外でも日々社員同士で研鑽し合う風土があり、最近は「フィードバック文化の醸成」をキーワードに、日常的にお互いフィードバックし合い高め合っていく良い雰囲気が出ていると感じます。上長も意欲的なチャレンジには積極的にサポートしてくれる雰囲気があるので、成長に繋げられるチャンスは多くあると思います。

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