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INTERVIEW

MRから人事の最前線へ
広い視野で会社に貢献

人事部 HRBP 工藤 充紀

くすりを支える「人」の力を感じて

私は現在、人事部門でHRビジネスパートナーとして担当部門への組織・人事戦略の提案や実行を担っています。アステラスでのキャリアのスタートは、実はMRでした。新卒でアステラスに入社し、京都で開業医・市中病院の担当を5年半、その後福岡で大学病院の担当を3年間務めました。

初めてMRとして所属した営業所では、お互いが切磋琢磨し、それぞれの成長を通じて多くの患者さんに価値を提供していこう、という組織風土がありました。多くの人を巻き込んで成果に繋げる、個人だけなく組織としての成果に拘ることを重視する環境です。その経験が人の成長、特に共に成長していくことの大切さを実感し、次第に「より広い視野でアステラスに貢献したい」「人の力で社会・医療に貢献したい」と感じるようになりました。大学時代に教員免許を取得したのも、『人の成長』に魅力を感じ、自身もその一端となりたいと考えたためでした。くすりは人を、人の生活をより良くしてくれますが、そのくすりを創っているのも、患者さんや医師の元に届けるのも結局は人。今度はその人の側面からアステラスで医療や社会に貢献したいと思い、人事部門への異動を希望しました。

異動の際には、現在の社内リクルート制度の前身となるジョブチャレンジ制度を使用しました。手上げによる異動希望の制度です。選考では、面接での質疑応答に加え、事前に設定されていた人事課題に関するプレゼンテーションがありました。テーマは「グローバル人事とは」、まさに私たちが今置かれている環境そのものについて、考えることが課題でした。
選考前、人事に対する自身の考えや想いを整理する過程で、当時の同僚や先輩方には、何度と対話の機会を設けて頂きました。異動後は、本社スタッフの職務に必要とされる物事の考え方や捉え方を学ぶための社内異動者向け研修の機会や、実際の人事業務についても当時の先輩方から人事としての考え方の基礎から、具体的な働き方まで丁寧に指導頂きました。新たなスタートを切るにあたり、様々なサポートを頂けたことは、非常に心強かったです。

そして人事のフロントラインへ、さらなる挑戦

人事部門に異動後は、まず人事制度の企画・運営に携わりました。人事制度の中でも特に、評価・報酬制度の改定や、グローバルでの評価管理システム導入のプロジェクトへ参画した経験は、人事としての専門性を伸ばす機会となりました。それは現在のHRビジネスパートナーの職務でも、自身の特色として活かすことができています。その後、人事部門内での異動を経験し、アステラスグローバル全体のリソース管理、全社年度計画を担当しました。経営企画部門やファイナンス部門のメンバーと、密接に関わりながら全社計画の策定を進めた経験は、人事だけにとらわれず、多角的な視点で物事を考え意思決定する、貴重な機会となりました。
いずれの職務も間接的に他部門に関わることが主で、各部門をサポートしているHRビジネスパートナーとの関わりは不可欠でした。HRビジネスパートナーは人事部門を代表して、担当部門の目標達成に貢献するという職種であり、MRに通ずるところもあったため、興味を持ったことが現在のポジションを目指したきっかけの1つです。また、人事部門に異動して得た人事としての専門性や全社としての戦略的な視点を、人事のフロントラインで活かしたいという気持ちを強く抱いていたこともありました。現在の自身のキャリアを棚卸し、今後のプランを考える中で、チャレンジすることを決め、希望するHRビジネスパートナーのポジションの募集が開始されたタイミングですぐに申し込み、再び面接などの選考を経て念願であった現在の職務に就くことができました。

MRから人事制度の企画・運営、そしてHRビジネスパートナーへ……挑戦を続けてきた中で、自身のスキルアップはもちろんですが、周りを巻き込んで、共に成長していくこと、より高い成果を生み出すことができる組織・環境づくりの大切さを日に日に実感しています。
人事部門に異動後、より視座高く、視野広く物事を考え、実行するという経験を数多くさせて頂いています。HRビジネスパートナーは、担当部門のニーズを的確に把握して、それにマッチした人事戦略の提案、実行することが求められます。社内・社外問わず、常にアンテナを高く張り、必要な情報を集めることを意識するようになったところにも、自身の成長を感じます。とはいえHRビジネスパートナーとしての経験はまだ浅く、まだまだ成長の余地が残されていることも感じています。担当部門にとって真の意味で、戦略的パートナーになれるよう、今後はそれぞれの組織理解を一層深め、多くのリーダーを巻き込み、中期計画実現のための戦略立案力、実行力の強化を図っていきたいです。

一人ひとりの挑戦力が、アステラスの力になる

VISIONの実現に向けて、私たちは常に挑戦をし続けています。挑戦を続け、高いハードルをクリアできた時、人は大きく成長できると信じています。アステラスは自身の成長を強く願う人材が集まっているだけでなく、多くの挑戦・成長できる機会を提供し、それを応援してくれる場所。年功序列ではなく、意欲を持って仕事に取り組み、成長した結果として、大きな役割や仕事を任せてもらう機会が数多くあります。会社の成長を人の力がリードするというスタンスは、私自身入社時から今に至るまでアステラスの特徴として、強く感じています。VISIONやAstellas Wayがご自身の価値観とマッチし、アステラスに成長の機会があると感じたら、ぜひ挑戦してみてください。キャリアは自分で切り開くもの。自身の成長を強く願う人と共に、これからも私は挑戦を続け、成長し続けていきたいと思います。

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