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INTERVIEW

多様性を活かして
自らをレベルアップ

CMCディベロップメント 原薬研究所
ダウンストリームバイオプロセス研究室
浅野 成美

患者さんを笑顔にする、
やりがいのある研究

自分自身が必要としていた時期があったこともあり、くすりは私にとってとても身近な存在でした。高校生のときに有機化学に興味を持ったことがきっかけで、自分も人を助けることができるくすりづくりに携わりたいと考えて、薬学部に進学しました。

大学では有機合成の研究を手がけ、就職活動では製薬業界のほか化学、香料、化粧品と有機化学に関する企業も視野に入れ、どの道に進むか迷った時期もありました。そのとき私に決断させたのが、東日本大震災でした。地元の仙台を離れ、東京での面接の最中に大きな揺れが起こりました。すぐに実家には戻れず不安な時間を過ごしましたが、本当にたくさんの人たちに励まされ、実際に手を差しのべていただきました。そこで自分も社会に恩返しをしたい、薬学の知識を活かして人の役に立つ仕事がしたいと思い、製薬業界に進む決意を固めました。

アステラスの研究所オープンハウス(インターンシップ)に参加した際に、2つの特長を感じました。一つは研究員同士のコミュニケーションが活発で、若手でも意見を言いやすい雰囲気があること。そしてもう一つは、最新鋭の設備が整っているため、恵まれた環境で研究ができそうだと感じた点でした。

その印象は間違っていませんでした。私が所属する原薬研究所では、研究部門から引き継いだくすりの種を大量合成する、原薬の製造プロセス開発を行っています。限られた時間の中で、より良い製造ノウハウを目指して検討を行うのですが、それには有機化学だけでなく、安全工学や化学工学といった幅広い知識が必要です。原薬研究所と同じ事業場には分析を専門に手がける物性研究所や原薬製造を担う部署があり、さまざまな視点からの意見やアイデアを得ることができます。全員の距離が近く常に協力態勢があるので、とても勉強になるし、より良いノウハウを生み出していける環境が整っています。

学生時代は「なぜ?」を突き詰める研究が中心でしたが、いまアステラスで手がけている研究は、実際に患者さんの役に立つモノづくりに焦点が当たっています。実験や報告書の作成、製造ノウハウの作成や製造立会い、立会いで得られたデータのフィードバックなど、やることは山積みですが、患者さんの笑顔につながる研究は、とてもやりがいを感じます。

お互いを成長させる
理想の仕事場

アステラスは、常に自分をレベルアップさせていける会社です。若手にも責任のある仕事をどんどん任せていく環境があり、私も入社2年目にテーマリーダーを経験させていただきました。周囲の力を借りながら10カ月をかけてやり遂げることができ、次のステップへと進む良いきっかけとなりました。
また会社のサポート制度にも魅力を感じています。私は入社4-6年目に「学位取得支援制度」を活用して、大学の社会人博士課程に通い、博士号を取得しました。

この制度は、業務外で自分の研究を行うことを支援するもの。業務時間外であれば、会社の器具や備品を自由に使うことができます。私は始業前の早朝に出社して自分の勉強をして、定時からは会社の業務を行う毎日を過ごしました。学位自体は日常の業務に直接的に必要なものではありませんが、自分のレベルやスキルを上げていくことはとても大切です。

アステラスには、常に新しい知識を取り入れてノウハウに活かしていくという上昇志向が、当たり前のように存在しています。研究所には薬学・工学・理学・農学・海外留学経験……と多様なバックグラウンドを持つ方々がいます。お互い刺激し合って自分を高めていける風土は、本当に貴重なものと感じています。

会社の外にもあるたくさんの楽しみ

私は幼少期からずっとピアノを習っていて、薬学部を志すまでは音楽の道を考えていました。アステラスにはさまざまな部活やサークルがあります。中でも私は入社してすぐ、軽音楽部に所属してピアノを弾くようになりました。クラシックにジャズと、まわりの方のレベルは高いです。定期的な発表会に向けて私も改めてピアノの練習を始め、とても充実しています。音楽をはじめとした文化系以外にも、テニスやトレイルランといった体育会系の部活やサークルもとても活発で、そういった活動には会社のサポートがあり、社員同士のつながりもさらに深まります。仕事を離れてのそういった自由な社風も、アステラスならではの魅力の一つだと思います。

仕事でも会社の外でも充実感や刺激を感じることができ、とても有意義です。

製薬技術の部門紹介