ENTRY
ENTRY
キャリア採用ページ
JP EN

INTERVIEW

自分の経験や知見を
新しい環境で価値に転換

Rx+事業創成部(Rx+ Business Accelerator) 服部 絹世

ヘルスケアの課題に正面から向き合うために

新卒で入社して約17年勤めた通信会社では、法人営業にはじまり営業企画、新規事業開発などに従事してきました。そこでヘルスケア領域の新規事業開発に携わったのが、医療やヘルスケア分野の仕事に興味を持つきっかけだったと思います。具体的には妊婦さん向けのアプリ企画に携わったほか、フィットネスクラブに向けたB to Bソリューションの事業開発なども行いました。実際に自分たちが企画・開発したアプリを使った方から「便利だね」といった反応をいただけることにやりがいを感じていました。ただ、通信会社でのヘルスケア領域というのはいわゆる異分野の扱い。ビジネスとしてすぐに儲けにつながらなければ、その先にあるのは「撤退」です。とはいえ、なかなかすぐには結果が出ない難しい領域であるのも事実。通信会社を辞め複数のベンチャー企業を経験した後にアステラスに出会い、ここならヘルスケアの課題にしっかり腰を据えて、長期的に取り組んでいけるのではないか?と考え、医療・医薬をメインの軸にしたアステラスでチャレンジすることを決めました。

顧客ニーズをとらえたアイデア創出をめざして

私が所属しているRx+事業創成部は、処方箋薬品(Rx)以外――アプリのようなデジタルツールやセンシング技術を医療や治療、予防などに活用することで、科学の進歩を患者さんの価値に変えていこうと取り組んでいる部署です。ターゲットもソリューションも多種多様で、アプリを活用した治療プログラム提供を検討しているチームもあれば、医療現場の負担軽減を目的にしたソリューションを検討しているチームまで様々。アステラスは製薬会社ですので、専門的なエビデンスやテクノロジーを踏まえた上で本当に困っている人の領域まで踏み込むことができます。ただそうした技術起点の事業開発では、それが本当に顧客ニーズに合っているのかという視点が薄くなりがちです。私が入社時に会社から期待されたのはまさにそこで、これまでの経験で得た知見を活かして、部署に顧客ニーズを考えることの重要性を示していってほしいと求められました。その達成のために、現在は複数のプロジェクトに参画し、顧客ニーズに基づくアイデア創出やサービス検討の推進を実践しています。製薬会社においては前例がないものを生み出すという点で、ユーザーへの届け方、どう収益を得るかなどビジネスモデルもゼロから検討が必要です。新たなチャレンジをいくつも突破しなければならないところが、この部署の難しさであると同時にやりがいなのだと思います。

この部署のいいところは、研究所出身者からMR経験者、マーケターまで多彩なバックグラウンドを持つ人で構成されている点。多様性という面では米国や英国など海外に居住するグローバルなメンバーもおり、そうした様々な人材がいることで考え方にも新しい発見が多いと感じます。日本では文化的背景や制度面でフィットしなかったアイデアが、海外を基軸に考えると可能性が開けてくる、なんてこともあります。

新規事業に関わる仕事では、日々の中で何がヒントになるかわかりません。とにかく好奇心を持って、積極的に人と会い、話を聞き、どんな困りごとがあるのか、何ができるのかを考えるようにしています。その点において、アステラスでは社内の情報発信が盛んで、他部門と交流しやすいのがありがたいですね。ヘルスケア領域に関わってきたものの、一般企業に身を置いている中では、たとえば患者さんの話を直接聞くことはなかなかありませんでした。ここに来てより専門的な知識を身につけられる機会が増え、まだまだ成長・挑戦できるチャンスがたくさんあるなと感じます。部内でも対話の機会を増やして、アイデア創出のきっかけをもっともっとつくっていければと思います。

受け入れてくれる、挑戦させてくれる環境

アステラスに入って思うのは、懐が深くて受容性の高い人たちが揃っているなということ。私のようなキャリアメンバーも多いですし、派閥のようなものも一切ありません。受け入れる側がとにかくフラットなので、入ってきた側としては本当に居心地がいいです。だからこそ上手くグローバル化ができていて、会社として成長し続けているのだと思います。入社後、キャリアメンバーで集まって受ける研修がありましたが、経歴やバックグラウンドに医療・医薬が全く関係ない人たちも大勢いました。それでも活躍の場、持っている力や経験を活かせる場があるということです。

一方で、「エビデンスに基づいて本当に効果があるものを創り出したい」という、医薬品開発で培われた想いが根付いており、そこに妥協はできません。直接創薬に関わらない部門でも、患者さんの課題に誠実に向き合える人が求められています。

変化を恐れずチャレンジしたいという気持ちと会社のVISIONへの共感、そして患者さんのより良い未来をつくりたいと真摯に思えるのなら、ぜひその一歩を踏み出していただけたらと思います。

コーポレート機能の部門紹介