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アステラス製薬での男性育児参画

  • 情報システム部
    サイバーセキュリティグループ
    西川 龍馬
  • スペシャリティケア第3営業部
    岐阜・尾張西グループ
    菊地 大
  • スペシャリティケア第4営業部
    滋賀・山城グループ
    小貫 雄太
  • 原薬研究所 アップストリーム
    バイオプロセス研究室
    見目 裕之

*所属部署・部門名は取材当時のものです

まず、皆さんがなぜ育休を取得しようと思ったのかをお聞かせください。

小貫 私は子どもが生まれる前……というか結婚した時点で「子どもができたら子育てに集中する時間がほしいな」と思っていました。そして実際に第1子の誕生を控え、妻とも相談し、家族と過ごす時間を取ろうと育休を取得しました。妻と子どもは、生まれてすぐの1カ月は妻の実家で過ごしていたので、2カ月目からの約1カ月間が私の育休期間にあたります。

菊地 私の場合はコロナ禍で里帰り出産ができず、どうにか夫婦ふたりで乗り越えていかなきゃいけない状況に直面し、それじゃあ育児に専念する期間が必要じゃないかというところで取得に向けて動きました。コロナ禍で営業活動が難しくなったり、働き方が大きく変わったりという経験もあって、自分が休んでも動くシステムを作ればスムーズに育休が取得できるかもしれない、と思いました。新生児期に丸2カ月ほどの休みを取ったような形です。

見目 私もコロナ禍の影響が大きかったですね。里帰り出産が難しい状況で、私も妻も実家から離れて暮らしているので親のサポートはほぼ受けられない。となると、やはり育休を取得しなければいけないだろうなと思っていました。今回が第1子なのですが、会社の先輩や病院の人から「新生児期にひとりで育児は厳しいよ」「奥さんのメンタルも大事にしないと」と聞いていたため、取らないという選択肢は最初からありませんでした。育休としての期間に有給休暇をつなげて半年ほど休みを取りました。

西川 私は今回が第2子で、第1子が4才になるのですが、上の子は繊細な性格なので第2子誕生後はケアが必要だと感じていました。また、妻がなるべくはやく身体を回復できるようサポートしたかったのも理由の1つです。期間としては有給休暇と合わせて4カ月ほど取得しました。

見目さん・西川さんは比較的長めに育休を取られていますが、期間はどうやって決めたのでしょうか?

見目 もともと1年間取るつもりでしたが、結果として短くなった感じですね。育児は夫婦で一緒にやるものだという感覚が結婚当初からあったので、1~2カ月では短いなと考えていました。ただ、共働きではなく私だけが働いている状況だったら、取得期間はもう少し短めだったかもしれません。

西川 私も、妻と共働きなので妻が十分に仕事との両立ができるまでの間休業しました。ただ共働きでなかったとしても、出産直後はほぼ動けない状態だと思いますし、私のところも両親のサポートが期待できない状況だったので、短い期間でも取得はしていたと思います。

次は育休取得するまでのお話を伺いたいのですが、同じ部署やチームで育休を取得された人はいらっしゃいましたか?

見目 同じチームにはいませんでしたが、研究所内の数名の方から話は聞いていました。具体的な育休取得までの流れや制度面のことなど参考になりましたね。

西川 同じ部署で、部署に来る前に取ったという人がいたのでどんな感じだったのかは聞きました。

小貫 同期が育休を取っており、労働組合のセミナーで登壇していたのを聞いたことが後押しになりました。

菊地 私のところでは男性での育休取得者はいなかったんです。ですので相談する時も「男性が取るんだ……」とか「時代だよね~」というような反応で、前例に倣えた感じではなかったですね。先輩方でそういう経験が無いというところは不安で勇気が必要だったんですが、これからのことを考えると、むしろ新しいスタンダードの証明として自分が育休を取って発信することが使命でもあるのかなと思いました。

上司への相談はスムーズにできましたか?

菊地 スムーズ……ではなかったかなと思います。特に期間のところですね。上司には、妊娠がわかったタイミングで育休を取りたいと考えていることを伝えていたので、相当前から話はしていました。ただ具体的な期間などを詰めていく段階で、営業の場合は1人分の穴が空いてしまうため「どうにか在宅勤務と合わせてうまくやりくりできないか」「休業という形をとらなくてもできるんじゃないか」などと話し合いました。最終的には、仕事とプライベートをしっかり分けたいと話して休業を取った形です。

穴が開いてしまう不安があったと思いますが、どのようにカバーしたんでしょうか?

菊地 上司含め自分のチームにはかねてから相談していたので、仕事で支障が出そうなところは事前に仲間に依頼しておきました。担当している病院の先生方にも、1カ月程度訪問できなくなってしまうことや何かあった時の連絡先をお伝えしました。院長先生など経営に携わっている先生の中には「男性で取るなんてすごいな」とか「時代だなあ」といった経営者目線で少し複雑そうな反応の方もいらっしゃいましたが、「いいんじゃない」「これからはそうだよね」といった後押しの言葉もありましたね。結果として大きなトラブルはなかったと思います。

菊池さん以外の皆さんは周囲の反応などいかがでしたか?

小貫 私も母子手帳をもらってすぐ育休取得の意志を伝えていまして、安定期に入ってから具体的な日数などを相談させてもらいました。私の耳に入ってくる範囲ではマイナスな反応はなかったですね。上司が女性だったのですが、「好きなだけ取っていいよ」と。担当している取引先には、育休期間中の窓口となる所長やチームリーダーと一緒に挨拶に伺いました。概ね好意的な反応で、中には「1カ月でいいの?」と仰ってくださる先生もいましたね。

見目 私のところもネガティブな雰囲気はなかったです。「ぜひどうぞ」といった感じで。上司も周囲のメンバーも温かい言葉をかけてくれました。

西川 私のところだと、育休を取ること自体には皆さん好意的でしたが、その上で意見が割れていましたね。女性、特にママさん社員からは「えっそれだけ?1年くらい取ればいいのに」とか「大変だから頑張ってきて。休業じゃないから」のような言葉をもらいました(笑)。一方で男性社員からは「いいな~休めて!」だったり「勉強するチャンスだね」みたいな反応もあって、そういう認識なんだなあと感じました。想像している生活が少しずつ違うと感じました。

育休取得にあたって何か準備したことや、想定外で困ったことなどはありましたか?

西川 引き継ぎは余裕をもってしていたので、業務面ではあまりなかったかな……。予定日より出産が少し早かったので、それに合わせて前倒しで取ったほうがいいのか少し悩みましたが、妻の母がサポートに来てくれたので特に前倒しせずに埋められました。

見目 私も西川さんと同じで、予定日がずれた時に引継ぎ関係のスケジュールに影響が出る不安はありましたね。幸いにもピッタリだったのでよかったのですが、早まった時にどうするかというのは次回取得する時の課題かなと。引き継ぎ作業は育休に入る1カ月前くらいから徐々に始めて、最後の1週間くらいにはほぼ完了している感じでした。

菊地 私の場合は営業なので引き継ぐことはあまりありませんでした。予定日前後にアポを入れないとか、自分で調整ができたんです。ただそうは言っても、やはり事前に伝えておかないとトラブルになってしまいますので、先生方には休業中の連絡先を早い段階でお伝えしました。

小貫 私も準備で手間取った印象はないですね。菊池さんと同じく、取引先には事前に伝えてご納得いただけていましたので。上司には休業中に数本電話がかかってきたようですが、そこで対応してもらえましたので困ったことはありませんでした。

見目 育休中の連絡ですが、制度として必要な上司との定例ミーティングはありました。ただそれ以外の仕事の連絡は一切なかったです。メールアドレスも休業用のアドレスに変わっていたので。

西川 アドレスは私の所属する情報システム部が切り替えてしまいます。見目さんが仰っていたミーティングは、育休期間が3カ月以上の人が月に1回程度コミュニケーションすることになっています。

西川 私はその連絡をもらって1週間くらい気づかなかったことがありました(笑)。ミーティングといっても状況どうですか~とか、予定通り戻ってくるの?とか、そんな内容で。

見目 雑談混じりって感じですよね。私の場合は休業期間の延長・短縮についての相談もしました。

休業中はどんなふうに過ごされていましたか?過ごす中で心がけていたことなどもあれば教えてください。

西川 最初は妻が全く動けないことを前提に、授乳以外の家事・育児を全て私がやるように段取りを組みました。その後は回復具合をみて、できるようになってきたことを少しずつ分担していく感じですね。復帰前1カ月はお互いに復帰後をイメージした分担で、そのままスムーズにやっていけるような形を取りました。育児休業中であっても上の子は保育園に預けられたので、平日の日中は保育園、それ以外の時間は私が主に面倒をみていることが多かったかなと。動き回るし赤ちゃん返りするしで、これは出産直後の妻に世話をしてもらうのは無理だなと思いました。

見目 私のところも、新生児期の1カ月間はほぼ全ての家事を自分ひとりでやっていました。2カ月を過ぎると妻も少し回復してきたので、家事の中で彼女が好きな料理中心にお願いして、それ以外は引き続き自分がやりました。子どもは昼夜問わず泣くので私も妻も睡眠時間がなかなか取れず……時間を区切って交互に休みながらやっていきました。途中からは昼寝の時間もできて少し楽になったものの、睡眠不足との戦いでしたね。

菊地 私も皆さんと同じように、授乳以外の全ての家事を自分ひとりでやっていました。生まれてすぐだったので、妻にはとにかく体力回復に努めてもらう形で過ごしてもらいました。心がけたこと……何かあったかな……。お互いどうやって育児していいかわからない中でのスタートになるので、身体のケアもそうですが、育児で辛くて泣きたくなったら一緒に泣くとか、メンタル面でもお互い気を遣いながら励まし合っていきました。

小貫 それはいいことですね。私も育休期間が新生児期で、基本的に母乳で対応したいという妻の意向もあったので、分担に関しては皆さんと一緒で昼間の家事をほぼ全てやっていました。

育休中に楽しかったこと、大変だったことなどの思い出はありますか?

見目 すごく……辛かったんですよね……(苦笑)。

一同 (笑)。

見目 つらくてしんどくて、というのが本音で(笑)。寝られないし、妻のメンタルが不安定になった時期もあって……。自分がもっとうまくフォローできればいいのにと思いつつ、でもどうしようもなくて、思うようにできないもどかしさが辛かったです。3カ月目くらいまではずっとしんどかったのですが、無事に乗り切れたこと、子どもの成長に寄り添えたことは本当によかったです。息抜きの散歩も楽しかったですね。それがなかったらおかしくなっていたかもしれません(笑)。

西川 それは1人目特有かもね。私のところは2人目だったからか妻も結構余裕をもっていて、慣れている感じでした。楽しかったことというと、私は主に上の子担当だったので、一緒に過ごす時間が取れたのが良かったなと思っています。下の子は妻がメインでみますけど、夜9時からは上の子が妻と触れ合える時間にして、お母さんを取られてしまうような気持ちにならないようにしていました。寝るときは上の子と妻が一緒に寝る。私が下の子と寝る。12時くらいになると下の子が夜泣きをするので、妻のところに連れて行って「先生、授乳お願いします」みたいな感じでやっていたのを覚えています(笑)。お互いに支え合っている実感がありましたね。このような分担のドラフトを考えたのは私でしたが、妻の要望を踏まえて調整しました。日々を上手に回していくのが好きなんですよね。自分を余裕のない状態に置きたくないし、毎日ストレスがかかると身も心ももたないので……。

小貫 寝不足は私もあったなぁ。子どもが夜に何度も起きるので、やはり体力的にしんどかったです。あと妻がネガティブになってしまった時がありましたね。何をしても「ごめん」という言葉ばかり出てきて泣いてしまう。私が家事をしていることに対して「やってもらっちゃってごめん」という言い方をしていたので、「そこはごめんじゃなくて、ありがとうにしよう」と。お互いやってもらったことには感謝を伝えるようにして、元気になってもらったという出来事がありました。楽しかったのは、子どもをずっとそばで見て、日々の成長を感じ取れたことですかね。育休取ってよかったなと思います。

菊地 睡眠不足に関しては皆さんと同じくなんですが、そもそも育児に関して右も左もわからないので、自分たちがやっていることが正しいのか、やっていいことなのかという不安でいっぱいでした。授乳トラブルが多くてきちんと飲めていなかったり、1週間後の健診でひっかかったり、何で泣いているかもわからないし……何もかもが大変だったなあと(苦笑)。一緒に過ごせたことは嬉しかったですし、終わってみればあんなに小さい新生児に触れる機会ってなかなかないよな、楽しかったなと思いますが、やっている最中は「これからの人生やっていけるのか……?」と(笑)。辛いというか、とにかく大変だったという言葉に尽きます。

西川 私は皆さんのように1人目の時から積極的に育児していたわけではなかったので、2人目でちゃんと育児に参加して楽しさや喜びに気づきました。

業務から離れてみて、ご自身の働き方や会社のことで改めて気づいたことはありますか?

菊地 そうですね……1カ月近く会社のことを忘れるという経験がなかったので、ライフワークバランスを考えたり、今後の働き方を考えたりするいい機会になったなと思います。あと世の中的にはこういう風に休める会社ばかりではないので、制度をちゃんと活用させてくれる会社へのありがたみを感じましたね。

小貫 私もライフワークバランスや仕事の仕方を改めて考える時間になりました。子どもの面倒をみたり、家のこともやらないといけなかったりとなった時に、業務をどう効率的に終わらせるかを考える機会になったと思います。

見目 私は当初は長期間休もうと考えていたので、「これだけの期間チームを抜けて、仕事が回るのかな?」といった勝手な心配をしていたんですが、普通に回っていたので杞憂だったと気づきました。普段から有給休暇を取るときにも、本当に休んで大丈夫かなという気持ちが心のどこかにあったんですよね。でもそれは自分が思っていただけだったことと、周囲の仲間の心強さ、組織の強さが改めてわかりました。

西川 子どもが2人になると、いよいよ夕方以降は子どもが寝るまで全く仕事ができないぞと。妻に任せて自分だけ仕事をするなんてことも絶対にできない。家族での時間を確保するために、別の時間でうまく仕事をするとか、在宅勤務を効率よく組み込んで家事を回すとか、より計画的に考えるようになって、実際に回し方もうまくなった気がします。普段の業務も、この時間に終わらせるという意識があるのとないのとでは違いますよね。いい意味で考えすぎず、パッと決められるようになってきたと思います。

復帰してからの仕事量に変化はありましたか?

西川 変わらないか、やや増えているくらいですかね。

見目 私も変わらないです。

小貫 グループが変わったタイミングだったので、担当エリアが広がったというところはあります。ただ営業として自分の裁量で動かせる部分が大きいので、その辺りは前よりもコントロールできるようになったかなと。時間の使い方がうまくなった実感はあります。

菊地 同じく組織編成の影響が若干ありましたが、大きくは変わらないと思います。基本的には自分でコントロールする形です。復帰のトラブルも特になくスムーズでした。

西川 トラブルはなかったけど、戻ってきたら会社の仕組みというかルール面が結構変わっていましたね。休んでいた間の変更点が積み重なっていて、キャッチアップが一気に来たのが大変だったかも。

見目 知らないうちにルールが変わっても、それって特にお知らせされないので(笑)。

西川 その辺は改めて教えてくれないもんね。

見目 こんなことになっていたのか、と(笑)。そこは改善の余地があるかもしれません。

育休を取ってよかったことや、逆にもっとこうしたかったなと思うことはありますか?

菊地 プライベートな面でいうと、ライフイベントのひとつを夫婦で乗り越えた充実感を得られたところは、育休を取得して本当によかったなと感じます。仕事の面では時間の使い方を考えるようになった点ですかね、実際に、以前よりも時間をうまく使えるようになったと思います。あとは他の人と話をする時に「固定概念にとらわれないように」という意識が働くようになってきたのも、育休を取得して視野が広がったおかげと感じるところです。一方で、私の場合は妻もやっと回復して子どももちょっと外に出せるようになってきたタイミングでの復帰だったので、もう少し期間が長ければ楽しむ時間がもっとあったのかなと思います。

小貫 私は妻と話す時間が多く取れた点が一番大きいです。子どもの面倒はもちろんですが、新生児期だったのでほぼ寝ていて、その間妻とのコミュニケーションの時間が取れたので、今後のことをふたりで話せたのがすごくよかったです。仕事面では、以前見目さんも話していたと思うんですが、子どもって思い通りにいかないじゃないですか。自由だし、泣くときは泣くし……。

見目 うんうん。

小貫 仕事に関しても、ここはもう無理だろうって思ったらすぐ切り替える思考になったかなと思いますね。割り切って次の違うことをやってみよう、アプローチを変えてみようと考えるようになりました。

見目 皆さん既にお話しされていますが、私の場合も共働きで、妻も子どもが9カ月くらいで職場復帰したんですが、結果としてふたりとも育休を取ったからこそスムーズに復帰でき、現在も仕事と家庭を両立できているのかなと思います。仕事に対しても、特にメンタル面で昔は自分の思い通りにしたい、コントロールしたいという気持ちを少なからず持っていたのが、子どもはもう全然うまくいかない(笑)。どうにもならないもの、コントロールできないものは諦めて、自分ができることに集中しようという気持ちが強くなりました。

西川 私も家族との時間を取れたことですね。特に妻と話す時間が多く取れたので、子どもたちについて思うところを、少し先のことを含めて話せたのがよかったです。穏やかな時間を経験できたことも、自分の心身、そして家族にいい影響を与えてくれたなと思います。仕事面でいうと、私がいない間苦労した人がいたかもしれませんが、それも込みで周りがサポートしてくれたわけで「うちの会社強いな」と。私のチームは国内のメンバーが4人しかいないので、1人抜けると負担が大きいんですよね。あえてやらないと決めた仕事もあると思いますが、大ごとにならずに乗り越えたというのはチームとしてしなやかに対応できた証だと思いますし、それを受け入れている会社の強みを改めて感じました。

最後に、これから育休取得する人、取得を悩んでいる人へメッセージをお願いします。

西川 迷う必要はないですね。チャンスがあれば取ってください、というのが私からのメッセージです。周りのことは気になると思いますが、信用・信頼してしまっていいと思います。それだけの仲間が揃っていますので。ぜひ休業して育児に専念して、新しい自分の世界を見てほしいですね。

見目 お金の面、キャリアの面など、不安や迷いの種はたくさんあると思いますが、制度も組織もしっかりしているので悩む必要は全然ないですよとお伝えしたいです。新生児期、子どもの小さい時期に一緒にいることはそう何度も経験できるわけではないので、ぜひ取得して大切な時間を過ごしてほしいなと思います。

菊地 育児休業を取得できる権利を盾にしてしまうのはよくないことだと思うので、やはり取得させてもらう段階での相談は必須。そこは事前によく行ったほうがいいかなと思いますが、会社の制度は充実していますし、温かい雰囲気で受け入れてくれるので、迷われている方にはぜひ取得を推奨したいですね。

小貫 仕事の期間ってすごく長いんですけど、育児に携われる期間はすごく短いなと私は感じていて、その一瞬にどう関わっていくかがとても重要なんじゃないかなと思います。子育てに携わりたい、成長をみていきたいなら迷わず取るべきです。会社の制度は整っていますし、上司も理解をもって聞いてくれます。ひとりで悩まず、まずは「取ってみたいんですけど」と一言相談してみる、これが大切かなと思います。怖がらず話してみてください。